●2006年(第20回日本エイズ学会・東京)LECTURE 33/46
  司会: 山元 泰之 先生(東京医科大学臨床検査医学講座 講師)
「HIV専門医がプライマリーケアに関して知っておくべきこと」
Judith Aberg, MD (Associate Professor of Medicine, New York University Medical Center)

 
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J33
ワクチン接種については、まだ結論に至っていない。
ウイルス量とCD4のいずれを指標にすべきかは、ワクチンの種類によっても異なる。
必要なワクチンはすべて接種するに越したことはないが、コストの患者負担も決して安いものではないので、感染危険率や成功率を勘案して接種可否を検討する必要がある。
<肝炎ワクチン>
実施の必要性については、地域差も考慮すべきである(STDは都会で多い傾向あり)。
成功率は、HAVで90%、HBVでは30-40%と考えられる。
HIVに罹患する機会のあった人であれば、HBVに今後、罹患する機会もある筈でワクチン接種の機会を失いたくない。
<肺炎球菌ワクチン>
米国では5年ごとの接種となっているが、わが国では副反応(注射部位の疼痛等)を避けるために再投与は行ってはならないとされている。
しかし免疫不全症例に対して再投与を実施している医家もいるようである。
<インフルエンザワクチン>
米国では吸入型の生ワクチンがあるが、日本では不活化ワクチンのみ。
インフルエンザ菌ワクチンはまだ日本にはないが、特に小児に対しては有効性が非常に高い。


 
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