●2008年(第22回日本エイズ学会・大阪)Interactive 11/62
  司会: 青木 眞 先生(感染症コンサルタント)
「症例から学ぶHIV感染症診療のコツ〜今後も問題となる合併症・副作用:糖・脂・肝・腎」
プレゼンター:David A. Cooper M.D. (National Centre in HIV Epidemiology and Clinical Research, University of New South Wales, Sydney, Australia)

コメンテーター:
味澤 篤 先生 (東京都立駒込病院 感染症科 部長)

菊池 嘉 先生 (国立国際医療センター戸山病院 エイズ治療・研究開発センター 臨床研究開発部長)

松永 直久 先生 (東京医科大学病院 感染制御部)

山元 泰之 先生 (東京医科大学病院 臨床検査医学講座 講師)

 
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J11

山元先生:
自分ならやはり3)を選ぶ。HCVをきちんと治療しないと慢性化する率が高いと思われる。
針刺し事故でも、投薬を行っている。
ただし、3)を選択するとHAARTの内容を変更しなくてはならないため、厄介である。

Dr Cooper:
HCVはジェノタイプ1なので、治療をするなら3)だろうし、AZTをTDFに変更することも考えられる。
しかし、HCVで慢性化するものは慢性化してしまう、つまり緊急対応をする必要はない。
HCVの治療反応率が高いという研究報告もあるが、小規模な研究であり、ランダマイズ試験ではないので、エビデンスが弱い。
慢性化したらその時点で治療を開始すればよいと考える。
一般に6ヶ月経過観察がスタンダードである。

追記:山元先生:
日本の性感染症治療ガイドラインでは、3ヵ月程度waitして寛解がみられない場合は、IFN単独使用を推奨している。SVR率は90%を越え、リバビリン併用をする必要が無いと考えられているようだ。


 
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